2015-04-19 Sun
前回のアップから時間がずいぶん経ってしまいました。掛水鉢が出来上がりました。
掛水鉢とは、水鉢が大台に掛けて載せるような形になっていることから掛水鉢と言われます。
今日は、掛水鉢の加工風景を紹介します。

まずはじめに、墨出し といって、石に必要な線を入れていきます。



次に、加工しやすいように機械でカットしていきます。


機械でカットしたところを、工具を使って形作っていきます。


上部の左右についている丸く加工してある部分は、経机などに付いている巻物を表しています。
最初に墨出しをした円を頼りに、手加工で巻物の形を作り出していきます。

この後の工程は、磨き の作業に入ります。

仕上がりの美しさは、磨きの良し悪しで決まります。
磨きの良し悪しは、加工の良し悪しで決まります。
製品に造る人の感性が表現されるのは、
手仕事ならではのよさです。

掛水鉢を大台に掛けるためには、裏面も加工しなければなりません。
実は、
掛水鉢の裏面の加工こそ、一番気を使う作業なのです。
次回は、掛水鉢の裏面の加工をアップします。
お楽しみに
今日は、掛水鉢の加工についての話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
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