2015-04-10 Fri
今日は、前回に続いて、お墓に関する間違った言い伝えについてお話をしたいと思います。
墓石を建立するときに、
「お墓は、平常時に立ててはいけない。年忌の時にしなければよくないことが起こる。」?
と、まことしやかに言われることがあります。
これには、何の根拠もありません。
善いことをするのには日にちを選びません。
いつでもよいのです。
また、昔から、
「お墓は一人で建てるものではない。みんなが志を出し合ってするものだ。」?
とも言います。
これも、多くの人に善行の縁を結んでもらうとともに、
協力してなるべく立派なものを造るようにと考えられたことによるものです。
さらには、
「お墓を、閏年(うるうどし)に建ててはいけない。」?
という地方もあります。
昔の閏年は、陰暦によるものです。
その当時は、年貢で生活をしていました。
普通は十二カ月で暮らしていたのですが、閏年は、一カ月多い十三カ月あったので、
生活をするのに精いっぱいで、節約をして過ごさなければなりませんでした。
お墓を建立し、ご先祖様を供養することは経済的にも精神的にもとても贅沢なことでした。
”お墓を建立したくても、経済的に建立できなかった”
このことが、間違った情報で、
閏年には墓を建ててはいけないと言われた所以です。
太陽暦の今日では、なおさら何の根拠もありません。
「閏年に、墓を建立したら、家に不幸なことや災いが起こる。」?
とよく言いますが、
ご先祖様をご供養するためのお墓を建立したことを、災いの理由づけにすることは間違っています。
いつの時代も
おご先祖様を大切にし
自分が生かされていることに感謝をする気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。
今日は、お墓に関する間違った言い伝えについてのお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
スポンサーサイト