2015-04-02 Thu
先日、お寺のご住職から、「檀信徒心得ごと」というお便りを頂戴しました。その中に
お墓に関する言い伝え、
1 石碑に水をかけることについて
2 墓を建立する時期
というお話が書いてありました。
今日は、皆さんといっしょに、柄杓で石碑に水をかけることについて考えてみたいと思います。
テレビや写真などで、柄杓でお墓の上から水を掛けている場面をよく見かけます。
皆さんは、自分の頭に水をかけられたことがありますか?
お寺のご住職は、柄杓でお墓に水を掛けられることはありません。
お墓に水を掛けることは、故人の頭に水を掛けるのと同じ意味になります。
本来、清めるという意味はなく、
大切なお墓をいつまでもきれいにするために「きれいに石碑を洗うこと」が誤って伝わったのだと思われます。
墓石に泥がついたり、苔が生えたりしては汚らしく、身体に苔がたまったのと同じですから、
周りの草を取り、木も刈り、石碑もよく洗ったのです。
前後の作業が映されていないので、間違った情報が広まり、ただ水を掛けるだけになってしまったのでしょう。
水を掛けるのが主ではありません。
清らかに掃除をすることが大切なのです。
さらにもう一つ
柄杓は、本来、神社などで、水を汲み手を清めるために使われるものですから
墓石の汚れを清掃される際は、水にしたタオルで拭われるのがより丁寧です。
今日は、石碑に水を掛けることについてのお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
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