2016-03-19 Sat
手仕事のできる店手仕事で掛け水鉢を作る

これが掛け水鉢です。
花立の中央にある水鉢が、後ろの墓石の大台にかぶさるよう加工してあります。
横から見ると

このようになっています。
加工する前の水鉢を横から見ると

これから、水鉢が大台にかぶさるように
大台の上面と側面に沿うように、水鉢を手作業で加工していきます。

これは、作業途中の水鉢です。

まず、合場切を使って、しるし通りに角を落としていきます。

次に、のみと石頭(せっとう)を使って、面を削っていきます。

グラインダーをかけ、面をならしていきます。

作業の状況を確認しながら、
この工程を繰り返していきます。
出来上がった掛け水鉢がこれです。

大台の上面と側面にぴったりと沿った形に仕上がりました。
手仕事のできる職人のいる店
最近の墓石事情ですが、
折角、国産の石でお墓を作ろうと思われても、
石を切る、石を削る、石を磨くといった技術を持たない石材店や、道具を持たない石材店では、
日本で採掘した石を中国に送って、中国で加工をし、日本に再輸入をしている現実があります。
手仕事ができる当店では、
仕上げまで責任を持って、当店で加工させていただくことができます。
当店で施工をした墓石を展示しております。
ぜひ一度、当店に足をお運びいただければ幸いです。
今日は、手仕事
掛け水鉢を作るお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
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2016-03-19 Sat
明日はお彼岸の中日ですね。お墓参りに行かれたら
みなさん、墓石を綺麗にお掃除された後に
お水とお花をお供えされると思います。
墓石の形には、全国で共通して見られる型のものもありますし、
その地方や地域にだけみられる特有の形のものもあります。
この近くでは、広島型、備後型といわれる型があります。、
今日は、墓石の花立の種類をいくつかご紹介しようと思います。

これは、花瓶と中央の供物台が一体になっており、
中央の供物台の上面の左右には丸い巻物ような飾りがついています。
これが、先ほど言った広島型の花立てにあたります。

昨日来の雨で石の濡れた部分が黒く見えています。
これは、花瓶と中央の供物台が別々になっています。
膳付角花瓶(ぜんつきかくかびん)といいます。

この型は、備後型です。

これは、洋型のデザイン墓に合わせてデザインをして作った花立です。
今日は、墓石の花立の話でした。
次回は、花立の話№2ということで、
「掛け水鉢」という
手仕事ができる当店ならではの水鉢の紹介をしたいと思っています。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい。