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ボス

Author:ボス
掛田石材店は、昭和5年に創業
祖父の代から三代、地域の皆様にかわいがっていただき、育てていただいている石材店です。
小さな会社ですので一度にたくさんの仕事はできませんが、お客様を大切に、「まかせてよかった。」と言っていただける仕事を、真心と責任を持ってさせていただくことをモットーにしている技能集団です。
社長として、日々感じたことを、いろいろな視点からブログとして書き綴っていきたいと思います。

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大島石パート7  大台の加工
大島石墓石の加工も折り返し地点を過ぎました。
大台・中台・花立・水鉢を作り、墓石が出来上がると、いよいよ仏石に文字を彫る作業が始まります。
今日は、大台の加工について紹介をします。

大台の加工風景です。
台石1

大台の重量は、540キロ
これから、上面に亀腹の加工をはじめます。

台石5
初めに、タタキという道具で、切り込みを入れた部分を削っていきます。
台石6
次に、タタキで落とした部分を、ドラムという機械を使って、大まかな形を作っていきます。
写真の中で、石に当てている丸い形のものがドラムという道具です。
台石7
グラインダーという機械に粗い砥石をつけて表面を滑らかにしていきます。
台石9
一面ずつ四方を加工していきます。
台石14
台石13
最後に、大台を倒して、小さなグラインダーに替えて、目の細かい砥石を使い表面を滑らかにしていきます。
表面を滑らかにする時に役に立つのが、自分の指の腹の感触です。
そのため、左手だけは、素手で作業をしています。
台石15
台石16
大台の加工が終わりました。
ここまでの加工時間は、約8時間です。
この後は、パート6「大平の研磨」で紹介したのと同じように、手作業での研磨加工を行います。

石の加工は、絶えず石のほこりの中に身を置いての作業になりますが、
ほこりをかぶった分だけ、完成した時の喜びも大きくなります。

今夜は、大台の加工についてのお話でした。
ブログを見ていただいた方から、弊社での仕事についてご理解を頂き、声をかけていただけるのがとても励みになります。

それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい






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テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 22:33:31 | コメント(0)