2015-03-08 Sun
大島石墓石の加工も折り返し地点を過ぎました。大台・中台・花立・水鉢を作り、墓石が出来上がると、いよいよ仏石に文字を彫る作業が始まります。
今日は、大台の加工について紹介をします。
大台の加工風景です。

大台の重量は、540キロ
これから、上面に亀腹の加工をはじめます。

初めに、タタキという道具で、切り込みを入れた部分を削っていきます。

次に、タタキで落とした部分を、ドラムという機械を使って、大まかな形を作っていきます。
写真の中で、石に当てている丸い形のものがドラムという道具です。

グラインダーという機械に粗い砥石をつけて表面を滑らかにしていきます。

一面ずつ四方を加工していきます。


最後に、大台を倒して、小さなグラインダーに替えて、目の細かい砥石を使い表面を滑らかにしていきます。
表面を滑らかにする時に役に立つのが、自分の指の腹の感触です。
そのため、左手だけは、素手で作業をしています。


大台の加工が終わりました。
ここまでの加工時間は、約8時間です。
この後は、パート6「大平の研磨」で紹介したのと同じように、手作業での研磨加工を行います。
石の加工は、絶えず石のほこりの中に身を置いての作業になりますが、
ほこりをかぶった分だけ、完成した時の喜びも大きくなります。
今夜は、大台の加工についてのお話でした。
ブログを見ていただいた方から、弊社での仕事についてご理解を頂き、声をかけていただけるのがとても励みになります。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
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