fc2ブログ
 
■プロフィール

ボス

Author:ボス
掛田石材店は、昭和5年に創業
祖父の代から三代、地域の皆様にかわいがっていただき、育てていただいている石材店です。
小さな会社ですので一度にたくさんの仕事はできませんが、お客様を大切に、「まかせてよかった。」と言っていただける仕事を、真心と責任を持ってさせていただくことをモットーにしている技能集団です。
社長として、日々感じたことを、いろいろな視点からブログとして書き綴っていきたいと思います。

■リンク
■カテゴリ
■最新記事
■月別アーカイブ
■検索フォーム

■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

掛田石材店  手仕事  石を磨く
掛田石材店  今日の一日

前回は、石を切る作業の紹介をしました。
今日は、前回に続いて冬場のきつい仕事のひとつ 「磨き」を紹介します。

石を磨く

石を磨く際には、
石を切る時と同じように
摩擦の熱で、石が焼けないように
常時水をかけながら磨いていきます。

磨き1

磨く機械も、石を切る機械と同じように、
大きな面を磨く大きな機械と
小さな面を磨く小さな機械があります。

磨き2

これは、
墓石の中台の側面を、大きな機械を使って磨いている川尻工場長の作業の様子を写したものです。


石と接する磨きの面が水平になるように保ち
力の入り具合を常に均等に
広い石の面の上をくまなく移動しながら
凹凸なく均一に磨いていく作業

川尻工場長の踏ん張る姿勢や表情からもお分かりいただけるように
かなり技術のいる作業です。


弊社は小さな会社ですが
石を切ったり磨いたり、
手仕事のできる職人がおり、
自社の工場内で作業できますので、
墓石や法名碑・庭灯篭などの破損や修理、その他、お客様のご要望にも対応をさせていただくことができます。

これが、
手仕事ができる店
掛田石材店の自慢です。


今日は石を磨くお話でした。


今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい


今週末は、三原の町は神明さんです。
綾瀬はるか出演のコマーシャルで有名になった着ぐるみの 「やっさだるマン」を見られるでしょうか
楽しみです。




テーマ: - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 17:09:19 | コメント(0)
掛田石材店 手仕事 石を切る
掛田石材店 今日の一日

今日は節分。
明日は立春。
我が家の近くの神社でも、今日の夕方境内で節分祭が行われます。
暦の上では、春が立ちますが、まだまだ寒い日が続きます。
健康第一!
体力勝負!

ということで・・・
今日は、冬場のきつい仕事のひとつを紹介します。

石を切る

石を切る時には、
摩擦の熱で、のこや石が焼けないように
常時水をかけながら石を切っていきます。

石を削る1
この機会の名前は オフカットマシーン
細かい切削を 手動で行います。

石を削る2
この機械は、切削機
自動で石を切ります。

石を削る3
この機械は、50インチの中口径切削機
大きな石を引き割りします。

石を水平にひき割るために、
水平器とくさびを持って切削機の細かな調整をしているのは
石工歴20年の熟練、川尻工場長です。



どの仕事もやはり最後は
健康一番!
体力勝負!
ですね


一つ一つの作業に心を込めて
お客様に、
掛田石材店に頼んでよかったと言っていただけるように
丁寧な仕事をしていきたいと思っています。


今日は石切りのお話でした。

今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい

皆様、時節柄ご自愛ください




テーマ: - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 12:54:47 | コメント(0)
掛田石材店 餅搗き大会
平成27年12月28日 月曜日

二年前に亡くなった先代の社長が
四十年ほど前に、のみと鎚を使って手彫りで作った二升搗きの石臼

今年は、二升の餅米を十回、合計二斗の餅を搗きました。

前々日から餅米を水に浸し
前日から杵を水に浸し
日の出前から石臼に湯を張り石を温め
大なべに湯をたっぷりと沸かして
準備万端!!

餅つき2

蒸し上がった餅米を、まずは杵でつぶします。

餅つき3

餅つき1

餅米が十分につぶれたら、ここからは、時間との勝負
餅米が熱いうちに
搗き手と水を打つ人
呼吸を合わせながら餅をつきます。

お重ね餅
平餅 餡餅 豆餅 ミカン餅
いろんな餅が出来上がりました。

最近では、石臼で餅を搗く機会はほとんどなくなってきました。
掛田石材店の若い職人も、初めて杵で餅をついたそうです。

石臼と杵で搗いた餅は
時間がたっても硬くならず
汁物に入れてもとけず
柔らかく伸びもよく
とても美味しいんです。



石臼で餅を搗く!
日本の昔からの伝統
伝え続けていきたい




平成27年も、もうすぐ終わり
新しい年が始まります。
皆様
今年一年、たくさんのご厚情を賜りまして、まことにありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

新しく始まる年も
お客様に
「掛田石材店に任せてよかった」と言っていただける仕事を
真心を込めてさせていただきたいと思っております。




掛田石材店あれこれ | 14:42:14 | コメント(0)
法名碑に文字を彫る
文字を彫る

文字彫

先日、「どのようにして文字を彫るのですか?」とご質問を頂戴しました。
今日は、文字を彫るまでの準備についてご紹介します。

文字を彫る際には
まずはじめに、石にゴムを貼ります。
そして、そのゴムに、施主様からご依頼をいただいた
戒名、お亡くなりになられた日、俗名、享年などの文字を書き写してまいります。
弊社では、有名な書家の先生に毛筆で書いていただいき、その文字を書き写しております。

文字彫2
文字の上をカッターでなぞり、彫る部分のゴムを切り取っていきます。

文字彫3
カッターの刃を入れる角度や力加減、動かすスピードなどで、
文字の彫りやすさも変わってきますし、彫りあがった時の文字の風合いも変わってきます。

ゴムを切ること
これは文字を彫るまでの重要な作業なのです。

今日は、文字を彫る前の大切な作業の一つをご紹介しました。

テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 13:05:06 | コメント(1)
看板!

名前塗1

昭和45年に、現在の地に工場を移転してから、今年で45年になります。
現在まで、掛田石材店のいろいろな歴史を見届けてきたくれた看板です。
雨にあたり、日に当たり、色も随分薄くなっていました。

この日曜日に、従業員の若手二人組 ドッチ君とやっ君が、看板を塗り替えてくれました。

看板を塗る2

おかげさまで、看板の文字がはっきりとしました。
国道二号線を通られる際に、看板に目をと手ていただけるとうれしいです。

看板を塗る3

明日は7月1日、2015年下半期のスタートです。
地域の皆様に可愛がっていただける店を目指して、
明日からもまた、真心を込めた仕事をしていきたいと思っています。


今日は看板のお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい





掛田石材店あれこれ | 18:02:10 | コメント(2)
大島石パート11  据え付け完了しました!
藤井家の墓

長い間、更新ができずご報告が遅れてしまいましたが、
施主様の墓地に、据付が完了いたしました。

施主様のご了解をいただき、
ブログに全景の写真を掲載させていただきました。

このお墓は「一尺五重台掛水鉢仕様」という墓石になります。

施主様、撮影にご協力をいただきましてありがとうございました。

何よりも施主様にお喜びいただけましたことを大変うれしく思っております。

墓石には、いろいろな形態があります。
工場の方にもいろいろ展示をしておりますので、ぜひご覧ください。

今夜は、据付完了のご報告でした。

今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい



テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 17:44:16 | コメント(0)
大島石パート10 掛水鉢裏面の加工
出来上がった掛水鉢の裏面に、大台に掛けられるように加工を施していきます。
加工を施す前に、
まず、工場の中で、クレーンを使って、出来上がった墓石を下段から組み上げていきます。


仮組1
これは、一段目の四つ組といわれるもので、墓石を支える土台です。


仮組2
四つ組の上に、カンパという石を組みます。


仮組3
次に大台を組みます。
大台の中央の空間から、お骨を納めます。


仮組4
その次に、中台を組みます。
後から、大台の前面の空間を覆うように、掛水鉢を置いていきます。


仮組5
中台の上に台座を組みます。


仮組6
台座の上に座布団を組みます。


仮組7
大台の上面には、亀腹という形のなだらかな加工が施してあるので、
その形に沿うように、掛水鉢の裏面を、削っていきます。
丁寧で正確な作業が必要なので、細心の注意を払いながら削っていきます。


仮組8
これは、裏面の加工が終わった掛水鉢です。


仮組9
掛水鉢を大台に据え付けてみました。

この作業は一度の加工でピタリと合わすことは難しいので、
二人で掛水鉢を持ち上げて大台に掛けて、隙間の状態を確認して、
もう一度下して微妙な加工を施す・・・・・・
そして、ピタリと合うまでこの作業を何度も繰り返します。


仮組10
石と石の間に隙間ができると、そこから水が入り込んでしまうので、
水が入り込まないような丁寧な仕事をしなければいけません。

仮組11
この後は、座布団の上に乗せる仏石に文字を彫り、完成です。


次回は、実際に墓地で据えつけをした写真をアップしますので
お楽しみに

今日は、掛水鉢の裏面の加工についてのお話でした。

それでは今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい

テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 22:31:28 | コメント(0)
大島石パート9 掛水鉢の出来上がり
前回のアップから時間がずいぶん経ってしまいました。

掛水鉢が出来上がりました。
掛水鉢とは、水鉢が大台に掛けて載せるような形になっていることから掛水鉢と言われます。
今日は、掛水鉢の加工風景を紹介します。


かけみず鉢1
まずはじめに、墨出し といって、石に必要な線を入れていきます。

かけみず鉢3
かけみず鉢6
かけみず鉢5
次に、加工しやすいように機械でカットしていきます。

かけみず鉢9

かけみず鉢10
機械でカットしたところを、工具を使って形作っていきます。
かけみず鉢11
かけみず13
上部の左右についている丸く加工してある部分は、経机などに付いている巻物を表しています。
最初に墨出しをした円を頼りに、手加工で巻物の形を作り出していきます。

かけみず16
この後の工程は、磨き の作業に入ります。
かけみず17
仕上がりの美しさは、磨きの良し悪しで決まります。
磨きの良し悪しは、加工の良し悪しで決まります。

製品に造る人の感性が表現されるのは、
手仕事ならではのよさです。


かけみず24
掛水鉢を大台に掛けるためには、裏面も加工しなければなりません。
実は、
掛水鉢の裏面の加工こそ、一番気を使う作業なのです。


次回は、掛水鉢の裏面の加工をアップします。
お楽しみに


今日は、掛水鉢の加工についての話でした。

今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい



テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 21:37:08 | コメント(0)
大島石パート8 大台の出来上がり
下台1

下台3
下台4
下台5
下台6
下台7



下台9


大台の加工が終了し、墓石ができ上がりました。
写真では、大きさや重量感や大島石としての質感などが伝わりにくいのが残念ですが、
とてもよい仕上がりになっています。

この後は、家紋を彫りこむ石になる掛水鉢の制作にとりかかります。
掛水鉢というのは耳慣れない名前だと思います。
一般的な水鉢とは形状が少し異なります。

引き続き大島石の加工過程をアップしていきたいと思います。
あと二週間前後で、墓石の全ての加工を終了する予定です。

今日は、大島石の大台が出来あがった話でした。

それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい





テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 22:02:22 | コメント(1)
大島石パート7  大台の加工
大島石墓石の加工も折り返し地点を過ぎました。
大台・中台・花立・水鉢を作り、墓石が出来上がると、いよいよ仏石に文字を彫る作業が始まります。
今日は、大台の加工について紹介をします。

大台の加工風景です。
台石1

大台の重量は、540キロ
これから、上面に亀腹の加工をはじめます。

台石5
初めに、タタキという道具で、切り込みを入れた部分を削っていきます。
台石6
次に、タタキで落とした部分を、ドラムという機械を使って、大まかな形を作っていきます。
写真の中で、石に当てている丸い形のものがドラムという道具です。
台石7
グラインダーという機械に粗い砥石をつけて表面を滑らかにしていきます。
台石9
一面ずつ四方を加工していきます。
台石14
台石13
最後に、大台を倒して、小さなグラインダーに替えて、目の細かい砥石を使い表面を滑らかにしていきます。
表面を滑らかにする時に役に立つのが、自分の指の腹の感触です。
そのため、左手だけは、素手で作業をしています。
台石15
台石16
大台の加工が終わりました。
ここまでの加工時間は、約8時間です。
この後は、パート6「大平の研磨」で紹介したのと同じように、手作業での研磨加工を行います。

石の加工は、絶えず石のほこりの中に身を置いての作業になりますが、
ほこりをかぶった分だけ、完成した時の喜びも大きくなります。

今夜は、大台の加工についてのお話でした。
ブログを見ていただいた方から、弊社での仕事についてご理解を頂き、声をかけていただけるのがとても励みになります。

それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい






テーマ:石材店 - ジャンル:ブログ

掛田石材店あれこれ | 22:33:31 | コメント(0)
前のページ 次のページ