2016-07-07 Thu
修行大師様![thumbnail_DSC01411[1]](http://blog-imgs-92.fc2.com/k/a/k/kakedasekizaiten/2016070717023684f.jpg)
修行大師様の建立が完了しました。
修行大師様の横に立ってみると
その大きさがよく伝わるかと思います。
![thumbnail_IMG_4255[1]](http://blog-imgs-92.fc2.com/k/a/k/kakedasekizaiten/20160707170237425.jpg)
高さは3200ほどあります。
明日からは、土間にコンクリートうをうつ作業が始まります。
台座の正面には
和尚様が、「空海 《一切経開題》」よりお選びになった
修行の人すべからく本源を了すべし。
もし、本源を了ぜずんば、学法に益なし。
いわゆる本源とは自性清浄の心lなり。
という言葉が彫ってあります。
今日は、修行大師様建立のお話でした。
今年の夏は、猛暑になるそうです。
こまめに水分をとり、体調管理にきをくばりながら
明日からも頑張りたいと思います。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすjみなさい
スポンサーサイト
2016-07-04 Mon
修行大師様の像お寺様からご依頼をいただきまして、
お寺の墓地の上段に
修行大師様の像を据えさせていただきました。

この写真は、据付場所から写しました。
台座1.3トン
修行大師様650キロ

前日、工場から運び出し、トラックに積み込みます。
無事に据付ができるよう
皆が心を一つにして
作業に取り組みます。

カートクレーンを安定させ
台座を上部から引っ張りながら
足場の上を滑らせておろします。


カートクレーンの操作をする者
石を上から押す者
下で左右の確認をしながら石の動きの調整をするもの
それぞれが、お互いを信じ、力を出し合い、力を合わせて
二時間
大変緊張する作業でした。

高い山の上や急な斜面に、
石像を彫ったり、据付をしたりした
昔の人たち
今のように動力機械のなかった時代
信仰の心を持ち
みんなで力を合わせて作業をしたのでしょう
遠い昔の時代に生きた人たちの
心を思った作業でした。

三脚を使って台座を動かし

修行大師様を動かし

笠をかぶっていただきました。
カートクレーンや道具を車まで持っており
今日の作業は、無事終わりました。
修行大師様の御顔の表情が大変良いです。
今日は修行大師様の据付のお話でした。
長石をまいて
土間を打って
周りの整備した様子は
またの機会のご紹介します。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
2016-07-01 Fri
「墓地に草が生えて困っています何か良い方法はありませんか?」
施主様から、よくご相談を頂戴します。
雑草対策としていろいろな方法があります。
① 板石を張る
② 砂利をまく
③ 防草マサという砂をまいて固める
④ レジンを施工する
レジンを施工する
レジンっていったいなんだろう?思われている方も多いと思います。
レジンは、墓地の防草目的だけではなく、
一般の家庭においても、庭の犬走りやたたきなど、、防草目的や手入れのし易さから、施工されることも多いようです。

この写真は、我が家の勝手口から裏庭にレジンを施工した写真です。

入口(灰色に見える部分)は、庵治石のレジン仕上げです。
雨上がりのため、石の色に濃淡がありますが、
水たまりはできていません。
水はけの良さを知っていただきたいと思い、雨上がりに写しました。

境をつけて、奥は、大和桜二分という石のレジン仕上げです。
レジン施工を知っていただきたく、施工してみました。
墓地よりもかなり広い面積ですが、
水はけもよく
泥はねもなく
防草効果もあり
見た目が砂地と同じようで
家族や親せきからもなかなか良い評価をもらっています。
関心のおありの方は、ぜひ、一度ご覧ください。
ご相談ください。
お待ちしています。
今日はレジン施工の話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい。
2016-06-24 Fri
掛田石材店 手仕事をしています。
この道二十三年のベテラン
川尻工場長です。
のみと石頭(せっとう)で、石をはつっています。

先日、遠方より、道祖神を探して、お客様が工場に足を運んでくださいました。
顔の表情を気に入ってくださり、道祖神をお買い求めくださいました。

道祖神を置く台も必要とのことでしたので
工場長が、似た色合いの石を探してきて
道祖神と同じような風合いになるように
のみと石頭を使って、石をはつっています。
出来上がったらブログで紹介をしたいと思います。
掛田石材店では、
国内の石を原石で買い付け
工場の中で切り出しから磨き、仕上げまで行うことができます。
墓石の原石の買い付けから仕上げまでの作業の様子は
以前のブログに何回かに分けて載せていますので
是非ご覧になってください。
今日は、小さな手仕事の紹介でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-06-17 Fri
お寺の本堂の前に石を張らせていただいています
鎚とのみとをつかって石をたたいて
張る場所の形に合わせていきます。

機械を使って二人がかりで土を踏み固め。石を置く場所を平らにならします。
石が沈んで段差ができてしまわないために
大切な作業です。

たたいた石をクレーンで持ち上げ移動させ
置いていきます。
一枚一枚この作業を繰り返しながら
石を張っていきます。

お寺の境内からは
瀬戸内海がよく見えます。
今日は、釣り船がたくさん出ているようです。
この時期なので、タコ漁でしょうか。
お寺のお参りに来てくださった方に
気持ちよく、安全にお参りをしていただけるように
心を込めて
丁寧に
仕事をさせていただきたいと思っています。
今日は
石屋の仕事のひとつ石張り
のお話でした。
真心を込めて丁寧な仕事を
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-06-10 Fri
国家資格 石材施工技能士石材店を選ぶ際には、是非
国家資格である石材施工技能士(国家資格)
のいる石材店を選んでください。
石材施工技能士には
石材加工作業・石張り作業・石積み作業の
三種類があり、
それぞれ一級と二級の資格があります。
一定の経験年数を経た後、受験資格が与えられ、
学科試験と実技試験に合格をすると
資格が与えられます
弊社では、
二名の者が、石材施工技能士一級の資格を持っています。
石材施工技能士の資格がなくても、石材を扱う仕事はできますが
国家資格 石材施工技能士一級を持つ職人は
豊富な経験
深い知識
確かな技術
を持っています。
墓石を建立された後、
月日がたち、
石の角が欠けたので修理をしてほしい
リフォームをしたいので石を切ってほしい
という依頼を受けることがあります。
これは、個人の方からのご依頼だけではなく
石材を扱う同業の方からも依頼をうけることがあります。
自分の工場で、きったり、削ったり、たたいたり
墓石を
原石から購入し、自社で墓石に加工できる技術を持った店がなくなってきています。
墓石は、子や孫にまで残る大切な財産です。
いついつまでも大切にしていただきたいと思っています。
今日は
国家資格 石材施工技能士の話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-06-07 Tue
境港 水木しげるロード先日、境港と水木しげるロードに行ってきました。
水木しげるロードの両側にはいくつもの妖怪のブロンズ像が配置されており、
商店街の各店も、妖怪をテーマに、店構えや商品やネーミングや店構えなど
店ごとに様々な工夫がされており、感心することしきりでした。

橋の欄干に座る鬼太郎のブロンズ像

商店街を歩く鬼太郎
主催者側が、アイデアを凝らして街づくりを楽しんでいる様子が随所にあらわれていました。
この街づくりを創意工夫を凝らして楽しむ精神が、
旅行者にも伝わり
わくわくする!
楽しい!
また来たい!
と感じさせるのだなと思いました。
また、機会があったら、ゆっくりと隅々まで探索をしてみたいと思います。
今日は、また訪ねてみたくなる街のお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-05-25 Wed
今年は四年に一度、2月29日があるうるう年四年に一度開かれるおrオリンピックのある年です。
「うるうの年にお墓を建ててはいけないと聞くのですが本当でしょうか?」
「うるうの年にお墓を建ててはいけないというのはなぜですか?」
先日、お二人のお客様から、同じ内容のご質問をいただきましたので
今日は、「閏年にお墓を建ててはいけないの?」という内容で
お話をしてみたいと思います。
現在は、太陽暦を採用していて、
一年は十二か月、大の月は31日、小の月は30日、一年365日が基本となっています。
昔は、太陰暦を採用していて、月の満ち欠けの関係から
大の月は30日、小の月は29日、一年355日が基本となっていました。
太陽暦と太陰暦では、一年で11日の誤差があります。
太陰暦では、11日の誤差を調整するために
三年弱ごとに、うるう月という月を作り調整をしていました。
昔は、うるう月がある年のことをうるう年と言っていました。
太陽暦では、うるう年は、2月29日があると決まっていますが、
太陰暦では、何月がうるう月になるかは決まっておらず、変わります。
ちなみに今年は、
太陽暦でもうるう年ですし
太陰暦でも、2月が二回ある2月うるうのうるう年になるそうです。
太陰暦のうるう年では、一年が十三か月あることになります。
十三か月ある年も、収入は、十二か月の年と変わらないので、
節約をして生活をしないといけません。
そのような生活の中で
お墓を建てたり、仏壇を買ったり、家を建てたり、などなど
冠婚葬祭など、贅沢なことは控えて生活をしましょうということが、
そもそもだったのではないかと言われています。
ですから
「うるうの年にお墓を建ててはいけない」
というのは、根拠のないことです。
お寺様もそのようなことは、一言もおっしゃりません。
今夜は、うるう年のお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-04-06 Wed
桜誕生日が初夏だからでしょうか
毎年、野山の木々に新緑が芽吹き始めるこれからの季節が待ち遠しくてたまりません。
今日は、車で移送する時間の合間を見つけては、
「平成28年今年の桜」を写真におさめてきました。
まずは、朝、出勤前に
近所の八坂神社の石段の下で一枚

現場に行く途中に
西宮(三原八幡宮)の石碑と桜の写真を一枚

この石碑は、弊社でさせていただきましたので、うれしさもひとしおです。
階段を上り境内で一枚

お昼前、本町の妙正寺で一枚
和尚様が「ゆっくりとごらんください。」とお声をかけてくださいました。
この日は、花を愛でに訪れる人が多く
見事な桜を写真に収めておられる人も多くおられました。

現場に向かう途中
偶然、城跡公園のお堀のところで
くつろいでいるやっさダルマンを発見!!

会社に戻る途中に
舟木の桜並木の下を車で走りました。

「舟木の桜を守る会」の方々が守ってあられる桜
毎年感動させていただいております。
今年も美しい桜に
なぜか感動を覚えた一日でした。
三原にはまだまだ美しい風景があると思います。
これからも美しい景色を愛でていきたいし
この楽しみを、子や孫子にも残し伝えてきたいものです。
今日は桜のお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
夜桜もいいかも
おやすみなさい
2016-03-19 Sat
手仕事のできる店手仕事で掛け水鉢を作る

これが掛け水鉢です。
花立の中央にある水鉢が、後ろの墓石の大台にかぶさるよう加工してあります。
横から見ると

このようになっています。
加工する前の水鉢を横から見ると

これから、水鉢が大台にかぶさるように
大台の上面と側面に沿うように、水鉢を手作業で加工していきます。

これは、作業途中の水鉢です。

まず、合場切を使って、しるし通りに角を落としていきます。

次に、のみと石頭(せっとう)を使って、面を削っていきます。

グラインダーをかけ、面をならしていきます。

作業の状況を確認しながら、
この工程を繰り返していきます。
出来上がった掛け水鉢がこれです。

大台の上面と側面にぴったりと沿った形に仕上がりました。
手仕事のできる職人のいる店
最近の墓石事情ですが、
折角、国産の石でお墓を作ろうと思われても、
石を切る、石を削る、石を磨くといった技術を持たない石材店や、道具を持たない石材店では、
日本で採掘した石を中国に送って、中国で加工をし、日本に再輸入をしている現実があります。
手仕事ができる当店では、
仕上げまで責任を持って、当店で加工させていただくことができます。
当店で施工をした墓石を展示しております。
ぜひ一度、当店に足をお運びいただければ幸いです。
今日は、手仕事
掛け水鉢を作るお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-03-19 Sat
明日はお彼岸の中日ですね。お墓参りに行かれたら
みなさん、墓石を綺麗にお掃除された後に
お水とお花をお供えされると思います。
墓石の形には、全国で共通して見られる型のものもありますし、
その地方や地域にだけみられる特有の形のものもあります。
この近くでは、広島型、備後型といわれる型があります。、
今日は、墓石の花立の種類をいくつかご紹介しようと思います。

これは、花瓶と中央の供物台が一体になっており、
中央の供物台の上面の左右には丸い巻物ような飾りがついています。
これが、先ほど言った広島型の花立てにあたります。

昨日来の雨で石の濡れた部分が黒く見えています。
これは、花瓶と中央の供物台が別々になっています。
膳付角花瓶(ぜんつきかくかびん)といいます。

この型は、備後型です。

これは、洋型のデザイン墓に合わせてデザインをして作った花立です。
今日は、墓石の花立の話でした。
次回は、花立の話№2ということで、
「掛け水鉢」という
手仕事ができる当店ならではの水鉢の紹介をしたいと思っています。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい。
2016-02-13 Sat
掛田石材店 今日の一日三原の町は、昨日から三日間神明さんです。
不思議なことに、神明さんの時にはなぜか雪が降るのです。
今朝も朝から冷たい雨が降っています。
石を削る

道具を使って手作業で墓石を仕上げることができる技術を持った職人の数は、
年々少なくなっています。


石を切り
グラインダーをかけます。
とがったままの状態だと角が欠けてしまいやすいので、
砥石をかけて少しだけ面をとります。


作業の途中
手袋をはずし、指の腹を石に当て
石の面に凹凸がないか
表面にざらつきが残っていないか
肌感覚!
まさに肌の感覚を駆使して
細やかに仕上げていくのです。
職人ならではの肌感覚は、
手仕事には、とても重要なものです。
今日は肌感覚についてのお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-02-08 Mon
掛田石材店 今日の一日前回は、石を切る作業の紹介をしました。
今日は、前回に続いて冬場のきつい仕事のひとつ 「磨き」を紹介します。
石を磨く
石を磨く際には、
石を切る時と同じように
摩擦の熱で、石が焼けないように
常時水をかけながら磨いていきます。

磨く機械も、石を切る機械と同じように、
大きな面を磨く大きな機械と
小さな面を磨く小さな機械があります。

これは、
墓石の中台の側面を、大きな機械を使って磨いている川尻工場長の作業の様子を写したものです。
石と接する磨きの面が水平になるように保ち
力の入り具合を常に均等に
広い石の面の上をくまなく移動しながら
凹凸なく均一に磨いていく作業
川尻工場長の踏ん張る姿勢や表情からもお分かりいただけるように
かなり技術のいる作業です。
弊社は小さな会社ですが
石を切ったり磨いたり、
手仕事のできる職人がおり、
自社の工場内で作業できますので、
墓石や法名碑・庭灯篭などの破損や修理、その他、お客様のご要望にも対応をさせていただくことができます。
これが、
手仕事ができる店
掛田石材店の自慢です。
今日は石を磨くお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
今週末は、三原の町は神明さんです。
綾瀬はるか出演のコマーシャルで有名になった着ぐるみの 「やっさだるマン」を見られるでしょうか
楽しみです。
2016-02-03 Wed
掛田石材店 今日の一日今日は節分。
明日は立春。
我が家の近くの神社でも、今日の夕方境内で節分祭が行われます。
暦の上では、春が立ちますが、まだまだ寒い日が続きます。
健康第一!
体力勝負!
ということで・・・
今日は、冬場のきつい仕事のひとつを紹介します。
石を切る
石を切る時には、
摩擦の熱で、のこや石が焼けないように
常時水をかけながら石を切っていきます。

この機会の名前は オフカットマシーン
細かい切削を 手動で行います。

この機械は、切削機
自動で石を切ります。

この機械は、50インチの中口径切削機
大きな石を引き割りします。
石を水平にひき割るために、
水平器とくさびを持って切削機の細かな調整をしているのは
石工歴20年の熟練、川尻工場長です。
どの仕事もやはり最後は
健康一番!
体力勝負!
ですね
一つ一つの作業に心を込めて
お客様に、
掛田石材店に頼んでよかったと言っていただけるように
丁寧な仕事をしていきたいと思っています。
今日は石切りのお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
皆様、時節柄ご自愛ください
2016-01-12 Tue
お墓の役割とはなんでしょうかお墓が石でできているのはなぜでしょうか
先日、新聞にこのような疑問が載せられていました。
みなさんは、なぜだと思われますか?
歴史的にみると
江戸時代は、現代ほどに、皆が身分平等で高収入ではありませんでした。
石の職人に、石を切り出させ、文字を彫らせ、墓碑とすることができた人は、
今ほどに多くはなく、ほんの裕福な階級層だけの人でした。
まだ火葬が普及していない時代でしたから、多くの庶民は土葬をし、埋葬場所の上に目印として見つけてた石を置きました。
山間部の人は川辺の丸い石を置き
海辺の人は山のとがった石を置き
周りの石と区別できるように工夫をしたようです。
この時代から、目印の墓標は、木や竹や紙などではなく石でした。
それは、腐らず長持ちをしていつまでも続くことを願う心
親や先祖をいつまでも大事にしたいという願う気持ちの表れだったのです。
やがて、火葬が普及するようになり、同じ場所に何人も納骨できるようになりました。
そのことで、土地の確保よりも「お墓を建てる」ことにお金をかけることができるようになり、
我が家専用の納骨スペースを持ちやすくなってきました。
特に昭和の時代になってからは、皆が石材の墓を持つ経済力がつき、
どの家も「○○家の墓」を持つことになりました。
以上のような時代の流れ、文化の流れ、経済の流れの中で
人々の心の中に、ご先祖様を敬う形として、墓石が最適とされていきました。
これは欧米やアジアや中東など万国に共通しています。
昨今、メディアなどでお墓は必要ないかの如く報じられ、ブームのような波が起きているようですが
その時代時代によって、人々のライフスタイルや価値観が変化することはあっても
お墓に家族や先祖の証を刻み、ご先祖様を敬う供養の根本としてきたこと
お墓が人々の心をどれだけ救ってきたか
このことは、これからも守り伝えていきたいことだと思いました。
新聞に載っていた質問は、
私自身にとっても
お墓の意義や価値について
改めて考えてみるよいきっかけとなりました。
今日はお墓が石でできているのはなぜかというお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-01-11 Mon
天水桶みなさん、「天水桶」という言葉を聞かれたことはありますか。
雨水を貯めるための容器の名称で、雨を尊ぶところから、「天水尊」とも言うそうです。
江戸時代には主に都市部の防火用水として利用されていたそうです。
いろいろな素材でできているものがありますが、
神社仏閣では、石で設えた様々な形の天水桶を見ることができます。

この天水桶は、六十年以上も前に、初代の社長である祖父が手彫りで仕上げたもので
今も三原市内にある順正寺というお寺の本殿の軒下にあり
瓦に降り注ぎ雨どいを伝って集まった雨水を貯めています。

四十年前に亡くなった祖父ですが
丹精を込めてさせていただいた手仕事を
こうして大切に残していただき、
今も皆様のお目におとめいただけることは
石の仕事に携わる者として
大変ありがたく、感慨深いことです。
手仕事ができるからこそ
修善や施主様の細かなご要望にもお応えさせていただくことができます
手仕事のできる店
これが掛田石材店の自慢です。
今日は、天水桶のお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2016-01-07 Thu
謹賀新年昨年は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます
本年も、掛田石材店社員一同、
お客様に、「掛田に任せてよかった」 と言っていただけるように
真心を込めて責任を持って丁寧な仕事をして参りたいと思っております
なにとぞ昨年同様のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
〒729-0417
広島県三原市本郷南5-3-12
(有)掛田石材店
代表取締役 掛田秀昭
電話番号 0848-86-4522
FAX番号 0848-86-4529
2016-01-07 Thu
平成27年12月28日 月曜日二年前に亡くなった先代の社長が
四十年ほど前に、のみと鎚を使って手彫りで作った二升搗きの石臼
今年は、二升の餅米を十回、合計二斗の餅を搗きました。
前々日から餅米を水に浸し
前日から杵を水に浸し
日の出前から石臼に湯を張り石を温め
大なべに湯をたっぷりと沸かして
準備万端!!

蒸し上がった餅米を、まずは杵でつぶします。


餅米が十分につぶれたら、ここからは、時間との勝負
餅米が熱いうちに
搗き手と水を打つ人
呼吸を合わせながら餅をつきます。
お重ね餅
平餅 餡餅 豆餅 ミカン餅
いろんな餅が出来上がりました。
最近では、石臼で餅を搗く機会はほとんどなくなってきました。
掛田石材店の若い職人も、初めて杵で餅をついたそうです。
石臼と杵で搗いた餅は
時間がたっても硬くならず
汁物に入れてもとけず
柔らかく伸びもよく
とても美味しいんです。
石臼で餅を搗く!
日本の昔からの伝統
伝え続けていきたい
平成27年も、もうすぐ終わり
新しい年が始まります。
皆様
今年一年、たくさんのご厚情を賜りまして、まことにありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
新しく始まる年も
お客様に
「掛田石材店に任せてよかった」と言っていただける仕事を
真心を込めてさせていただきたいと思っております。
2015-09-03 Thu
お彼岸彼岸には、春彼岸と秋彼岸があって、
彼岸の中日の日である「春分の日」と「秋分の日」は国民の休日です。
祝日法によると
「春分の日」は、自然をたたえ生物をいつくしむ日
「秋分の日」は、祖先をうやまい亡くなった人をしのぶ日
とされています。
今年の秋彼岸の入りは9月20日
彼岸の中日は9月23日
彼岸の明けは9月26日です。
なぜお彼岸にはお墓参りをするのでしょうか
仏教では、生死の海を渡って到達する世界を彼岸(ひがん)
その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といい
彼岸は西に
此岸は東にあるとされていて
太陽が真東から昇って、真西に沈む秋分と春分は
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え
先祖供養をするようになったようです。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、
自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって
お彼岸は大切な行事になったそうです。
お彼岸はインドなどの他の仏教国にはない日本だけの行事だそうです。
慣習として行われていることも
由来をひもといてみると
文化や歴史、人々の願いと大きくかかわっていることがわかります。
これからも折に触れ、いろいろな行事についてご紹介をしていきたいと思っています。
今日は、お彼岸についてのお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-08-24 Mon
暑い夏も快適だ ワン!お~ワンだふる!
素敵だワン!
今年の夏はとても暑かったです。
我が家の犬も、冷たいところを探しては、腹這いになって涼をとっていました。
石の表面は冷たいので、気持ちがいいのではないかなと思い
ゲージの中に、厚さ1㎝ 20㎝角の石を置いてみました。
すると、どうでしょう

石の感触が気に入ったようで、気持ちよさそうに石の上で横になって眠っています。
ちなみに
犬の名前は ゆずです。
メスのトイプードルです。

我が家では、犬のベットのほかにも
石を、鍋敷としても活用しています。
石の新しい活用法!
募集してます!
今日は、石の活用の話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-08-07 Fri

今年は、家の玄関と勝手口と駐車場、三か所にツバメが巣を作りました。
勝手口と駐車場のツバメたちは早々と無事に巣立ちをしました。
玄関のツバメたちは、親ツバメが餌を運んでくるたびに、元気な鳴き声を響かせています。
大きくなった体が巣からせり出てきましたから、
巣立ちの日ももうそう遠くはなさそうです。
雛の数は三羽に見えますが、実は、奥にもう一羽ひとまわり小ぶりな雛がいます。
小ぶりな雛は、今までに二回巣から落ちて、玄関マットの上にうずくまっていたことがあります。
そのたびに、無事に育つだろうかと心配に思いながら、巣に戻してやりましたから
雛の数が四羽見えると安心します。
ご近所の方や通学途中の中学生など多くの人たちに見守られている雛たち
無事に巣立ってほしいものです。
今日は
最近はあまり見かけることがなくなった軒下のツバメの巣
我が家の玄関先の風景を紹介しました。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
2015-08-07 Fri
今日のこの一枚は納涼バーベキュー大会の写真です。
モノトーンのレトロな雰囲気にしてみました。

7月25日土曜日
この日は、地域十三夜祭の日でした。
すぐそばを流れる河川で花火があがるので
仕事が終わってから
花火があがるまでのひととき
工場でバーベキューを楽しみました。
毎日一緒に汗水流して頑張ってくれている仲間とその家族
三歳から八十歳まで総勢二十五人
現場で仕事をしていると
お客様から、「若い人が多いんじゃね。」と声をかけていただくことがあります。
掛田石材店は、平均年齢、四十代の若い技能集団です。
今年の夏はことのほか暑いですが
お客様に「頼んでよかった。」と言っていただけるように
明日からも精進してまいりたいと思っております。
今日はバーベキュー大会のお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
2015-07-14 Tue
文字を彫る
先日、「どのようにして文字を彫るのですか?」とご質問を頂戴しました。
今日は、文字を彫るまでの準備についてご紹介します。
文字を彫る際には
まずはじめに、石にゴムを貼ります。
そして、そのゴムに、施主様からご依頼をいただいた
戒名、お亡くなりになられた日、俗名、享年などの文字を書き写してまいります。
弊社では、有名な書家の先生に毛筆で書いていただいき、その文字を書き写しております。

文字の上をカッターでなぞり、彫る部分のゴムを切り取っていきます。

カッターの刃を入れる角度や力加減、動かすスピードなどで、
文字の彫りやすさも変わってきますし、彫りあがった時の文字の風合いも変わってきます。
ゴムを切ること
これは文字を彫るまでの重要な作業なのです。
今日は、文字を彫る前の大切な作業の一つをご紹介しました。
2015-07-08 Wed
掛田石材店に ようこそ六地蔵様
事務所の間仕切りに六地蔵様の暖簾を掛けました。
暖簾が風をうけてそよそよ揺れる様を見ていると
六地蔵様が、語り掛けてくださっているように感じます。
地蔵菩薩様は、悪世において救済活動を行う菩薩様なのだそうです。
六地蔵とは、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)のそれぞれに合って、
衆生の苦悩を救済する地蔵菩薩様のことで
地獄道を化す金剛願
餓鬼道を化す金剛宝
畜生道を化す金剛悲
修羅道を化す金剛幢
人間道を化す放光
天上を化す預天賀地蔵
の総称とされるそうです。
今日のこの一枚
今日は、六地蔵様のお写真とお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-07-07 Tue
墓石の展示 屋内? 屋外?今日は七夕
残念なことに、朝から小雨が降っています。
先ほどから、西の空がだんだんと明るくなってきました。
雨が上がるといいですね。

さて、みなさん
展示されている墓石をご覧になられたことはありますか。
これは、弊社の工場に展示している墓石の写真です。
今日は小雨に濡れています。
展示してある墓石を購入する際
室内に展示してある墓石
屋外に展示してある墓石
どのような違いがあるのでしょうか。
石は自然界に存在するものです。
晴れた日の乾いた墓石はきれいに目に映りますが
雨に濡れて水分を含んだ状態で墓石を見ると
傷とか筋とか帯(一部分だけが違う柄)など、石の状態をより詳しく見ることができます。
蛍光灯の光では、本当の石の状態を詳しく見ることはできません。
屋内ではなく、あえて屋外に展示をして
墓石の良しあしを確認するのも石材店の大切な仕事なのです。
今日は、墓石の展示方法についてのお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-06-30 Tue

昭和45年に、現在の地に工場を移転してから、今年で45年になります。
現在まで、掛田石材店のいろいろな歴史を見届けてきたくれた看板です。
雨にあたり、日に当たり、色も随分薄くなっていました。
この日曜日に、従業員の若手二人組 ドッチ君とやっ君が、看板を塗り替えてくれました。

おかげさまで、看板の文字がはっきりとしました。
国道二号線を通られる際に、看板に目をと手ていただけるとうれしいです。

明日は7月1日、2015年下半期のスタートです。
地域の皆様に可愛がっていただける店を目指して、
明日からもまた、真心を込めた仕事をしていきたいと思っています。
今日は看板のお話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-06-20 Sat
思わぬアクシデント!愛用していたパソコンが故障し
長い間、ブログを更新することができませんでした。
今日からまた
ブログを更新していきたいと思います!
2015-04-30 Thu
出来上がった掛水鉢の裏面に、大台に掛けられるように加工を施していきます。加工を施す前に、
まず、工場の中で、クレーンを使って、出来上がった墓石を下段から組み上げていきます。

これは、一段目の四つ組といわれるもので、墓石を支える土台です。

四つ組の上に、カンパという石を組みます。

次に大台を組みます。
大台の中央の空間から、お骨を納めます。

その次に、中台を組みます。
後から、大台の前面の空間を覆うように、掛水鉢を置いていきます。

中台の上に台座を組みます。

台座の上に座布団を組みます。

大台の上面には、亀腹という形のなだらかな加工が施してあるので、
その形に沿うように、掛水鉢の裏面を、削っていきます。
丁寧で正確な作業が必要なので、細心の注意を払いながら削っていきます。

これは、裏面の加工が終わった掛水鉢です。

掛水鉢を大台に据え付けてみました。
この作業は一度の加工でピタリと合わすことは難しいので、
二人で掛水鉢を持ち上げて大台に掛けて、隙間の状態を確認して、
もう一度下して微妙な加工を施す・・・・・・
そして、ピタリと合うまでこの作業を何度も繰り返します。

石と石の間に隙間ができると、そこから水が入り込んでしまうので、
水が入り込まないような丁寧な仕事をしなければいけません。

この後は、座布団の上に乗せる仏石に文字を彫り、完成です。
次回は、実際に墓地で据えつけをした写真をアップしますので
お楽しみに
今日は、掛水鉢の裏面の加工についてのお話でした。
それでは今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-04-19 Sun
前回のアップから時間がずいぶん経ってしまいました。掛水鉢が出来上がりました。
掛水鉢とは、水鉢が大台に掛けて載せるような形になっていることから掛水鉢と言われます。
今日は、掛水鉢の加工風景を紹介します。

まずはじめに、墨出し といって、石に必要な線を入れていきます。



次に、加工しやすいように機械でカットしていきます。


機械でカットしたところを、工具を使って形作っていきます。


上部の左右についている丸く加工してある部分は、経机などに付いている巻物を表しています。
最初に墨出しをした円を頼りに、手加工で巻物の形を作り出していきます。

この後の工程は、磨き の作業に入ります。

仕上がりの美しさは、磨きの良し悪しで決まります。
磨きの良し悪しは、加工の良し悪しで決まります。
製品に造る人の感性が表現されるのは、
手仕事ならではのよさです。

掛水鉢を大台に掛けるためには、裏面も加工しなければなりません。
実は、
掛水鉢の裏面の加工こそ、一番気を使う作業なのです。
次回は、掛水鉢の裏面の加工をアップします。
お楽しみに
今日は、掛水鉢の加工についての話でした。
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-04-10 Fri
今日は、前回に続いて、お墓に関する間違った言い伝えについてお話をしたいと思います。
墓石を建立するときに、
「お墓は、平常時に立ててはいけない。年忌の時にしなければよくないことが起こる。」?
と、まことしやかに言われることがあります。
これには、何の根拠もありません。
善いことをするのには日にちを選びません。
いつでもよいのです。
また、昔から、
「お墓は一人で建てるものではない。みんなが志を出し合ってするものだ。」?
とも言います。
これも、多くの人に善行の縁を結んでもらうとともに、
協力してなるべく立派なものを造るようにと考えられたことによるものです。
さらには、
「お墓を、閏年(うるうどし)に建ててはいけない。」?
という地方もあります。
昔の閏年は、陰暦によるものです。
その当時は、年貢で生活をしていました。
普通は十二カ月で暮らしていたのですが、閏年は、一カ月多い十三カ月あったので、
生活をするのに精いっぱいで、節約をして過ごさなければなりませんでした。
お墓を建立し、ご先祖様を供養することは経済的にも精神的にもとても贅沢なことでした。
”お墓を建立したくても、経済的に建立できなかった”
このことが、間違った情報で、
閏年には墓を建ててはいけないと言われた所以です。
太陽暦の今日では、なおさら何の根拠もありません。
「閏年に、墓を建立したら、家に不幸なことや災いが起こる。」?
とよく言いますが、
ご先祖様をご供養するためのお墓を建立したことを、災いの理由づけにすることは間違っています。
いつの時代も
おご先祖様を大切にし
自分が生かされていることに感謝をする気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。
今日は、お墓に関する間違った言い伝えについてのお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-04-02 Thu
先日、お寺のご住職から、「檀信徒心得ごと」というお便りを頂戴しました。その中に
お墓に関する言い伝え、
1 石碑に水をかけることについて
2 墓を建立する時期
というお話が書いてありました。
今日は、皆さんといっしょに、柄杓で石碑に水をかけることについて考えてみたいと思います。
テレビや写真などで、柄杓でお墓の上から水を掛けている場面をよく見かけます。
皆さんは、自分の頭に水をかけられたことがありますか?
お寺のご住職は、柄杓でお墓に水を掛けられることはありません。
お墓に水を掛けることは、故人の頭に水を掛けるのと同じ意味になります。
本来、清めるという意味はなく、
大切なお墓をいつまでもきれいにするために「きれいに石碑を洗うこと」が誤って伝わったのだと思われます。
墓石に泥がついたり、苔が生えたりしては汚らしく、身体に苔がたまったのと同じですから、
周りの草を取り、木も刈り、石碑もよく洗ったのです。
前後の作業が映されていないので、間違った情報が広まり、ただ水を掛けるだけになってしまったのでしょう。
水を掛けるのが主ではありません。
清らかに掃除をすることが大切なのです。
さらにもう一つ
柄杓は、本来、神社などで、水を汲み手を清めるために使われるものですから
墓石の汚れを清掃される際は、水にしたタオルで拭われるのがより丁寧です。
今日は、石碑に水を掛けることについてのお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-21 Sat
この石はなんだか知っていますか。
これは、花を生けるときに使う石穴というものです。
中央のくぼみに花を生けます。
実は、この石穴には、石ならではの素晴らしい効果があります。
二つの写真を比べてみてください!

これは、昨年の12月12日に、姉が石穴に生けた万年青の写真です。

これは、3月20日、同じ万年青の写真です。
葉先が若干黄色く変わり、垂れ下がった葉もありますが、
そのほかの葉は、色も鮮やかで生き生きとしています。

姉が時々差し水をしていましたが、水替えをしていないのに花器の中の水はほとんど濁ってはいません。
剣山のような金属ではなく自然のものなので、水も傷みにくいのだと思います。
この石穴は、大谷石(おおやいし)でできています。
栃木県宇都宮市の大谷町付近一帯でとれます。
柔らかく加工がしやすい石です。
本来は、建物の外壁に使われ、火に強く軽くて建材用に使われることが多い石ですが、
生け花にも使用されていることを
自分も初めて知りました。
今日は、石の雑学あるあるの話でした。
それでは、
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-17 Tue
三原市には、「三原歴史と観光の会」という、郷土の歴史を探訪したり、市民への紹介活動などを行ったりしておられる会があります。その「三原歴史と観光の会」から、ご依頼を頂いて、
三原の歴史的な場所に、その地名や由来などを石柱に刻んで設置をする仕事をさせていただきました。
今日は、その一部を写真で紹介します。




これは、東町の小路に立っています。
昔、その小路が何と呼ばれていたのか歴史を知ることができます。
このほかにも、石柱は、市内のいろんな場所にあります。
三原の歴史に興味のある方は、一度「三原歴史と観光の会」に立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
今日は、三原市の史跡あとに立つ石柱の話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-13 Fri
クイズです。次にあげるもののうち、墓石によくないものは、どれでしょう
タバコ、 油、 血、 スチール缶、
塩、 わら、 木
実は、答えは、全部です。
故人が生前好きだったタバコをお供えしたり、火のついたタバコを墓石の上に置いていると、その部分にニコチンが付着して黄色やオレンジ色に変色し、とれなくなります。
油や血は、石に付着すると、石がそれを吸い込んでしまい、黒く変色して色が抜けなくなります。
お供え物をするときに、スチール缶の飲料水を墓石の上に置いたままにして置くと、錆がついてとれなくなります。
墓地に除草のために塩をまいたりしますが、墓石に塩をまいてしまうと、艶が落ちて表面がコンクリートのようにザラザラしてしまいます。
意外に思われるかもしれませんが
わらや木は、雨にぬれるとあくが出てきます。あくが石につくと茶色になり色が抜けなくなります。
石は、硬くて丈夫なイメージがありますが、浸透性や吸収性があり、大変デリケートな鉱物です。
お供え物は、墓参の後に持ち帰られることをお勧めします。
いつもきもちのよい状態でお墓参りをしていただけるように
今日は、石にとってよくないものを紹介しました。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-08 Sun
大島石墓石の加工も折り返し地点を過ぎました。大台・中台・花立・水鉢を作り、墓石が出来上がると、いよいよ仏石に文字を彫る作業が始まります。
今日は、大台の加工について紹介をします。
大台の加工風景です。

大台の重量は、540キロ
これから、上面に亀腹の加工をはじめます。

初めに、タタキという道具で、切り込みを入れた部分を削っていきます。

次に、タタキで落とした部分を、ドラムという機械を使って、大まかな形を作っていきます。
写真の中で、石に当てている丸い形のものがドラムという道具です。

グラインダーという機械に粗い砥石をつけて表面を滑らかにしていきます。

一面ずつ四方を加工していきます。


最後に、大台を倒して、小さなグラインダーに替えて、目の細かい砥石を使い表面を滑らかにしていきます。
表面を滑らかにする時に役に立つのが、自分の指の腹の感触です。
そのため、左手だけは、素手で作業をしています。


大台の加工が終わりました。
ここまでの加工時間は、約8時間です。
この後は、パート6「大平の研磨」で紹介したのと同じように、手作業での研磨加工を行います。
石の加工は、絶えず石のほこりの中に身を置いての作業になりますが、
ほこりをかぶった分だけ、完成した時の喜びも大きくなります。
今夜は、大台の加工についてのお話でした。
ブログを見ていただいた方から、弊社での仕事についてご理解を頂き、声をかけていただけるのがとても励みになります。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-06 Fri
前回、蛸シリーズの作品(姉作)をブログにアップをしたところ、多くの方から心温かい反響を頂戴しました。
というわけで・・・・・・
今日は、パート2と題して、
またまたいくつかの作品を紹介したいと思います。

招き猫 猫の背中にも縁起物の挿絵が描いてあるところが面白いです。

シーサー


お地蔵さま
お地蔵さまが手に持っているお数珠は、今年80歳になる母親がビーズにテグスを通して作ったそうです。
同じ土から作っても、窯の中の置く場所や、窯の温度によって、作品の色が変わってくるそうです。
土も石も自然の恵み
手仕事で物を作るというのは、どんな仕事でも、いつも同じように仕上がるわけではありませんが、
それだけに、手仕事には、ぬくもりや味わいが感じられます。
今夜は、陶芸作品の紹介でした。
それでは、
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-02 Mon
大平石が出来上がりました。
弊社の工場長が、三日かけて磨いた大平石です。
今日は、大平石が出来上がるまでの研磨加工をご紹介します。

これは、研磨加工前の状態です。


まず、上面のカーブ(亀腹)の部分を、水を打ちながら砥石を使って、手で磨いていきます。
砥石を使って手で磨くことの意味は、表面の凹凸を手で感じながら平らにしていくためです。
機械を使って研磨をすると、表面が平らになりにくく、艶のつき方にばらつきが出てしまいます。

ちなみに、バケツの中に入っているのが、手で磨くための砥石です。

側面の平らな部分は、機械を使って磨きをつけます。

石に赤い墨が塗ってあるのにお気づきですか?

石に赤い墨を塗って、その色が落ちるまで何度も何度も砥石をかけていきます。
とても根気の要る作業です。

研磨作業が終了した写真です。

一つずつ完成に近付いています。
次回は、制作中の墓石の一番重たい台石の加工を紹介します。
今日は、大平石の完成までのお話でした。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい
2015-03-01 Sun
先日書いた「カラオケ地蔵」のブログに、「どんなかたちでもできますか。石だと細かいところはできにくいですか。」
というコメントを頂きました。
コメントありがとうございます。
石だからできること
石だからできにくいこと
石ならではのいろいろな特性がありますので
このようなものを作りたいというイメージがお決まりでしたら、是非、お気軽にご相談ください。
既製品などもありますので、いくつかをご紹介します。

アンパンマンやハローキティ・ドラえもんなどのキャラクターシリーズの像や石版などもあります。

かわいい三仏

親子犬



自分の好きな言葉や写真をデザインして石版に掘ることもできます。

郵便ポストは、いろんな形やサイズがあります。
今夜は、石のインテリアのお話でした。
コメントありがとうございました。
気軽にコメントお願いしまーす。
それでは
今夜も素敵な感じで夜が過ぎていきますように
おやすみなさい